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虫歯を放置するとどうなる?進行症状・リスク・治療法まで徹底解説②
各院ブログ
2025/10/20

虫歯を放置した期間ごとの変化

放置した虫歯が進行するイメージ

虫歯を放置した期間によって、口腔内や全身に及ぼす影響は大きく異なりますので、期間ごとの変化やリスクについて詳しく解説します。

数週間から数ヶ月放置した場合の変化

虫歯を数週間から数ヶ月放置すると、初期のうちは痛みや違和感が軽度であることも多いですが、徐々に歯の表面のエナメル質が溶け、象牙質まで進行することで冷たいものや甘いものがしみるようになります。

さらに進行すると、歯髄(神経)に炎症が広がり、ズキズキとした痛みが現れることもあります。この段階で治療を受けることで、比較的簡単な処置で済む可能性があります。

数年単位で放置した場合のリスク

数年にわたり虫歯を放置すると、歯髄が壊死し痛みが一時的に和らぐことがありますが、根の先に膿がたまり、歯肉が腫れたり膿が出ることもあります。

また、周囲の歯や歯ぐきに炎症が波及し、歯を支える骨が溶けるなど、口腔内全体の健康に悪影響を及ぼすリスクが高まります。

さらに、口臭や噛み合わせの悪化など、生活の質にも影響を及ぼす可能性があります。

10年以上放置した場合に起こりうること

10年以上虫歯を放置した場合、歯が大きく崩壊して根だけが残る残根状態になることが多く、周囲の歯や歯ぐきにも深刻なダメージを与えることがあります。

細菌感染が慢性的に続くことで、まれに全身への感染症(心内膜炎や敗血症など)を引き起こすことも報告されています。

長期間放置した虫歯は抜歯が必要になることも多く、治療が複雑かつ長期化する傾向があります。

虫歯を放置した場合の治療法と選択肢

虫歯を放置した場合に必要となる治療法や選択肢について、進行度や歯の状態ごとに詳しく解説します。

進行度別の治療方法(C0〜C4)

虫歯は進行度によってC0からC4まで分類されます。

C0は歯の表面にごく初期の変化が見られる状態で、適切なブラッシングやフッ素塗布などで経過観察されることが多いです。

C1やC2では虫歯がエナメル質や象牙質に進行しており、通常は虫歯部分を除去して詰め物(レジンやインレー)で修復します。

C3になると歯髄(神経)まで達しているため、根管治療が必要となり、最終的に被せ物(クラウン)で補います。

C4では歯の大部分が失われている場合が多く、抜歯が検討されることもあります。

歯を失った場合の治療法(入れ歯・ブリッジ・インプラント)

虫歯の進行により歯を抜歯した場合、主な治療法として入れ歯、ブリッジ、インプラントが挙げられます。入れ歯は比較的短期間で作製でき、取り外しが可能です。

ブリッジは両隣の歯を削って橋渡しする方法で、固定式ですが健康な歯への負担が生じます。

インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込む方法で、見た目や機能が天然歯に近いですが、外科的処置が必要となります。

治療費や期間の目安

治療費や期間は選択する治療法や虫歯の進行度によって異なります。初期の虫歯治療であれば比較的短期間かつ低コストで済みますが、根管治療や被せ物が必要になると費用や期間が増加します。

入れ歯やブリッジは保険適用範囲であれば数千円から数万円程度、インプラントは自費診療となることが多く、1本あたり数十万円かかる場合があります。

治療期間も数日から数ヶ月と幅がありますので、事前に歯科医師とよく相談することが大切です。