マウスピース矯正について!!
各院ブログ
2025/09/25
歯並びの状態や症例の難易度
マウスピース矯正の期間は、歯並びの乱れの程度や噛み合わせの複雑さによって大きく左右されます。
例えば、軽度の前歯のがたつきや隙間の改善であれば、6ヶ月から1年程度で終了する場合があります。
一方、歯の重なりが強い場合や噛み合わせのズレが大きい場合は、2〜3年以上かかることも少なくありません。
これは、歯を動かす際に歯根膜や骨が再生される生理的なプロセスが関与しており、無理な力を加えると歯や歯周組織に悪影響を及ぼすため、段階的かつ慎重な移動が必要となります。
年齢や骨の成長段階による違い
マウスピース矯正は、年齢や骨の成長段階によっても期間が異なります。成長期の子どもや若年者は、顎の成長期間ということもあり、骨が柔らかく歯の移動が比較的スムーズに進む傾向があります。
一方、成人や高齢者は骨の代謝が緩やかになるため、同じ歯の移動量でも時間がかかる場合があります。
また、歯周病などの基礎疾患がある場合、治療前に歯周治療(保存治療)を行う必要が生じることもあります。
マウスピースの装着時間と自己管理の重要性
マウスピース矯正では、1日20〜22時間以上の装着が推奨されており、自己管理が治療期間に大きく影響します。
装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びることがあります。食事や歯磨きの際には必ずマウスピースを外し、再装着を忘れないようにすることが重要です。
また、歯間ブラシやデンタルフロスの使用、定期的な歯科医院でのクリーニングなど、口腔衛生を徹底することで虫歯や歯周病のリスクを減らし、治療の中断を防ぐことも大切です。